2015年02月21日

憑霊信仰論



@全体としての内容
  「憑く」という語の本来の意味は、
 事物としてのものにもともと内在する精霊や、
 異界の神霊などが、別の事物してのものに乗り移ることを意味していた。
 本書は、こうした憑依現象を手懸りにして、狐憑き、犬神憑き、
 山姥、式神、護法、付喪神など、人間のもつ邪悪な精神領域へと踏み込み、
 憑依という宗教現象の概念と行為の体系を介して、
 日本人の闇の歴史の中にうごめく情念の世界を明らかにした好著。
 by 本書裏表紙
 日本の憑物を広く扱った学術書です。

A著者はどんな人?
  小松 和彦 1947年東京都生まれ。埼玉大学教養学部卒業。
 東京都立大学大学院博士課程修了。大阪大学文学部助教授を経て現在、
 国際日本文化研究センター教授。専攻は文化人類学・民俗学。
 著書は『異人論』『悪霊論』『神々の精神史』『説話の宇宙』『神隠し』
 『日本の呪い』『鬼がつくった国・日本』(共著)など多数がある。
 by 本書巻末
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ラベル:憑物 妖怪
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2015年02月07日

仏教用語の基礎知識



@全体としての内容
  ”人間の生と死を見つめる。山あいの寺の鳴らす鐘の響き、
 ふるさとの墓前の風景など、もしも仏教の彩りが消えてしまったら、
 われわれの生活は寂しく貧しいものになるだろう。
 釈迦の時代のインドから現代の日本まで、人々の心の糧となってきた
 仏教の基礎知識を幅広く平易に解説する仏教読本” by本書帯

 ”日本の仏教は、インドや中国とは異なる独自の発展を遂げ、
 民間信仰と結びつき、人々の生活に深く浸透した。
 本書では、釈迦の生涯と仏教の成立、宗祖の教えだけでなく、
 現実に生きている仏教に光を当てる。
 彼岸や盆などの年中行事、霊験を伝える寺社縁起や霊場めぐり、
 能や語り物などの芸能といった民俗事例のほか、
 現代の葬儀・墓制・戒名など、身近な死者供養の問題を今日的な視点で語る、
 画期的な仏教読本。”by本書背表紙

 仏教に関する基礎単語が、みっちり解説されています。
 語句を調べるのに最適。安定の山折哲雄編。

A著者はどんな人?
  山折哲雄 ”1931年(昭和6年)生まれ。京都造形芸術大学大学院長。
 東北大学インド哲学学科卒業。同大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。
 同大学助教授・国立歴史民俗博物館教授・国際日本文化研究センター教授・
 白凰女子短期大学学長を歴任し、1999年(平成11年)より現職。
 著書に『神と仏』『人間蓮如』『臨死の思想』『死の民俗学』
 『日本人の霊魂観』『日本仏教思想論序説』『乞食の精神誌』
 『神秘体験』など多数。”by本書執筆者略歴
 他、大角修、松尾剛次、市川浩史。
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ラベル:インド
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2015年01月03日

黒魔術の手帖



@全体としての内容
  ”カバラ、占星術、タロット、錬金術、低俗魔術、妖術、サバト、黒ミサ、
 自然魔法など、俗に黒魔術と称されているオカルティズムをめぐる
 さまざまなエピソードを紹介したエッセイ集。
 ほとんどこの関係の書物がなかった六〇年代に発表された本書は、
 刊行後強烈なインパクトを与えたことで有名で、
 このジャンルの書物が続出するひきがねとなった先駆的作品である。”
 by 本書裏表紙
 インターネットが普及する以前、
 この種の情報を入手するのは非常に困難でした。
 そんな中で、発表された本書。そのインパクトは計り知れません。
 エッセイ形式で紹介されています。
 以下、目次。
 ヤコブスの豚、カバラ的宇宙、薔薇十字の象徴、夜行妖鬼篇、古代カルタの謎、
 サバト幻景、黒ミサ玄義、自然魔法もろもろ、星位と予言、ホムンクルス誕生、
 蝋人形の呪い、ジル・ド・レエ侯の肖像

A著者はどんな人?
  澁澤 龍彦 ”一九二八年東京に生まれる。本名龍雄。
 東大仏文科卒業後、マルキ・ド・サドの著書を日本に紹介するかたわら、
 人間精神や文明の暗黒面に光をあてる多彩なエッセイを発表。
 晩年は小説に独自の世界を拓いて、広く読まれた。一九八七年没。
 その著作は『澁澤龍彦全集』全22巻・別冊2(小社刊)にまとめられている。”
 by本書背表紙
  語るのもおこがましいほど、有名。悪徳の栄え事件や球体関節人形、
 暗黒舞踏など、関連付けられるキーワードは多数。
 日本のアンダーグラウンドな文化に大きな影響を与えた人です。
 著者訳の『エロティシズム』(バタイユ)は、一度目を通しておきたい。
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ラベル:中世 魔女
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2014年11月15日

図説憑物呪法全書



@全体としての内容
  狐・狸・猫など憑き物にまつわる伝承と、その祓い方をまとめた本。
 その範囲は広範に渡っており、全書に相応しい内容です。
 憑き物の種類や地域、その特徴にいたるまでが網羅されており、
 まさに全書に相応しい内容です。
 第1章 狐・第2章 管狐・第3章 オーサキ・第4章 犬神・第5章 蛇
 第6章 狸・第7章 猫・第8章 その他

A著者はどんな人?
  豊嶋泰國 フランス文学・宗教思想・民俗学の知見を持つ作家兼宗教研究家。
 占い師という側面も持つ。呪法関連の他著多数。
 著者の来歴を見ていると……ですが、本は良書です。
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ラベル:憑物 妖怪 心理
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2013年12月21日

クトゥルー神話事典




@全体としての内容
  1921年から1980年までに発表された主要なクトゥルー神話作品と、
 ラヴクラフトの非神話作品に登場する固有名詞を解説した事典。
 ”神秘と暗黒の<クトゥルー神話大系>。
 その全貌を明かす総合事典の最新版が装いも新たに登場!
 神名、地名、人名から魔道書名に及ぶ用語解説に作品ガイド、
 作家名鑑、歴史年表を併録。95年刊行の単行本版に収録されたデータに、
 以後5年間に活況を呈したクトゥルー・ジャパネスクの展望と、
 新登場の作家作品を大幅増補した待望の「21世紀版」。
 ラヴクラフトと邪神世界の全貌を一巻に集約!”by 本書背表紙

A著者はどんな人?
  東 雅夫 ”1958年、神奈川県生まれ。早稲田大学文学部卒。
 『幻想文学』編集長、幻想文学企画室代表として、
 怪奇幻想文学関連書の企画編集に携わる一方、
 現在はホラー評論家、アンソロジストとしても活躍中。”
 by 本書裏表紙
 日本の怪奇幻想文学の編集者で編纂者、文芸評論家。
 澁澤龍彦や荒俣宏とも関係があった人と言えば、
 何となく想像できるかと思います。
 著作、編著は他多数。幻想文学への愛を感じます。
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ラベル:神話
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